下関と防府

 2020/06/02

 

 

 そろそろ暑くなってきたので、蓼科に移動すべく整理を始めた。

 

 移動はコロナ・ウイルスの関係で、飛行機の便が減便されているので、今回は汽車便として、移動日を68日(月)に定めた。既に郵便局で住所移動届をすませた。

 

 出発まで時間があるので、久しぶりに「お出かけ」することにした。

 

 

 

1)     下関

 

 関門海峡はまだ訪ねたことがないので、2時間ばかり海岸沿いを歩いてみることにした。

 

 画像:GoogleMap, 2020

 

 

 下関駅からバスに乗り、唐戸まで来て下関港を見物した。天気の良い日でカラリと晴れ渡っていた。左の焦げ茶色の建物は海響館という名前の水族館、その右に対面の門司港に渡る船、巌流島に渡る船の発着場がある。

 

 

港にはフランシスコ・ザビエルの上陸記念碑があり、その近くに唐戸市場があるが、10時なので時間が遅

く、人気がなかった。

 

 そこから歩いて春帆楼に立寄り、

 

 

 安徳天皇の擬陵の前を通り、赤間神宮に抜けた。

 

 画像:『安徳天皇縁起絵図』赤間神宮所蔵 部分

 

寿永4324(1185425)に長門国赤間関壇ノ浦(現在の山口県下関市)で行われた戦闘

の最終場面・安徳天皇が平時子に抱かれて入水した場面。

 

 

 まるで竜宮城へ来たような感じを抱かせる赤間神宮の正門。

 

 

 高速道路の下を潜り、すぐそこに壇ノ浦がある。ここが下関海峡の最狭部分である。

 

 義経の八艘飛び。像の奥に居るのは紙芝居屋と彼の自転車。

 

 

文久36月51863724日)、フランス東洋艦隊のバンジャマン・ジョレス准将率いるセミラミス号とタンクレード号英語版)が報復攻撃のため海峡に入った。セミラミス号は砲35門の大型艦で前田、壇ノ浦の砲台に猛砲撃を加えて沈黙させ、陸戦隊を降ろして砲台を占拠した。(Wikipedia下関戦争

 

 

 

 

 

2)     防府

 

 

 

 下関駅で買い物に時間を間違え、まるまる一時間ロスして、岩国行きの普通電車に乗車し、2時半頃に防府駅に到着した。駅中の観光案内所は極めて能率的で、あっという間に電動自転車を\300で貸してくれました。毛利博物館で時間を喰うから毛利博物館から先に見て回ったほうが良い、とのアドバイスがあり、それに従いました。

 

画像:GoogleMap, 2020

 

 

素晴らしい邸宅と博物館と庭園で感心しました。

 

私は、石川県出身の田舎者で、しかも高校で日本史を習っていなかったので、知識不足ですから、毛利元就の本などいろいろ買い込みました。

 

 

 これは周防国分寺です。聖武天皇による「国分寺建立の詔」が天平13年(741年)214日に出された結果建立されたのです。聖武天皇の命令では七重の塔の建設も含まれていたのですが、ここには塔跡が残っています。

 

 

 防府天満宮です。

 

 

 

 いやはや大変ヘビーな観光旅行をわずか一日でやってのけたものです。自分でも自分のタフさに吃驚しました。詳しくは追々述べることにしましょう。

 

 

 

 では皆さま、御機嫌よう。