2022 朝の散歩 1

(自衛隊から生目神社まで)

2022/12/01

 今日も朝からお散歩だ。ただ、昨日から急に寒くなったので、上に背広の上着を着て、寒さ対策をしてお出かけだ。

 

 

 そしていつものように、目の前のホテル白菊前停留所からバスに乗る。扇山行3系統のバスだ。別府駅西口から一駅なので、バスは時刻表通りに来る。先々月の1030日の日曜日、台湾から帰ったばかりの京都橘高校吹奏楽部が、あたかも凱旋将軍のように意気揚々とパレードをした別府公園の周りの道を吹奏楽部とは逆向きにバスは坂道を登る。

 

 

 私はパレードの当日はまだ蓼科に居た。倉敷・岡山(1) - dousan-kawahara ページ! (jimdofree.com) でも過去に橘高校吹奏楽部の演奏は別府で拝見しているので、別に機会を逸したというつもりはない。来年彼らはまた別府にやってくるのだ。

 

 

 バスはいつものように坂道を登る。自衛隊前停留所は標高283mである。たいして高くはないとはいうものの、バスはあえぎながら登る。登り切って11号線やまなみハイウエイに出たところが自衛隊前だ。

 

画像:GoogleMap,2022 別府

 

 地図の右下のホテル白菊前から、左上の自衛隊前までバスに乗る。これでかせぐ標高差は250mだから、300円では亀の井バスは勘定が合わないかもしれない。それはともかく、私は次のルートで坂道を降りてくる。生目神社前から霊泉寺までほぼ一直線になっているが、これは昔々からの旧道を降りてくるからだ。そのあとで、私は最後に新鮮市場という名前のスーパーに寄る。ここで一日分の食料を買う。これで出発から帰着までほぼ2時間40分あまり。たいていは別府公園のベンチで一休みするから、ざっと3時間の散歩となる。なに、すべて下り坂なのだから、楽なものだ。

 

 

 まず別府湯布院線とやまなみハイウエイ(11号線)との交わる三叉路まで、緩い下り坂を自衛隊駐屯基地にそってゆるゆると下がってくる。途中で高速道路の入り口があるから、そこだけは注意しなくてはならない。

 

 

 三叉路を少しさがったところからの遠望だ。街路樹の山紅葉が美しく紅葉している。遠く遠方の山肌に建っているのが、テラス御堂原(右)とガレリア御堂原(左)だ。昔から別府の下町で温泉宿をやっていた人が旧温泉街に見切りをつけて観海寺の奥に引っ越したのだ。眺望は完璧のはずで、温泉もついているが、食事はどうかなあ。

 

 

 ここで後ろを振り返ると、三叉路に建つCTBメディア・センターとその向こうに向井病院。背後に鶴見山。今日は寒いから、鶴見山の頂上には霜が降りている。

 

 

 

 この地点から海側を眺めると、大分市と鶴崎コンビナートまでを見渡せる絶景だ。右に建つのは、来年一月に開業予定の杉乃井ホテルの新館だ。こうしてみると、別府市はどこをとっても景色がとても綺麗だね。

 

 

 

 坂を下りてくると、右手に黄色の建物が見えてくる。堀田(「ほりた」と読む)温泉だ。別府市の下手の泉源が枯渇してくるなかで、この堀田温泉だけは健在だ。この堀田温泉の温泉が市内各所に配湯されている。私が通っている野口原の芝居の湯もここから湯をもらっている。

 

 だが、この堀田温泉の湯元はなぜか余り人気がない。養老院のような感じがするからだ。ただ、湯布院へ行って、バスで帰ってくるときは、ここが便利だ。堀田温泉前という停留所で下りれば、目と鼻の先が堀田温泉だからだ。

 

 

 為念、堀田温泉については、13年前、2009/11/16に入浴したことがある。(myouban (lcv.ne.jp)

 

 

 堀田温泉の前から左に折れると旧道に出る。別府に無数にある地蔵様だ。左は神社だから神仏混淆のお詣り場所だ。

 

 

 

 高速道路の下をトンネルで潜り、さらに狭い旧道を下がってくると生目(いきめ)神社の参道に出る。今はほとんど参詣にくる人はいないが、昔明治時代には、ここが温泉客の訪問先の目玉だったらしい。だから、ここから観海寺の崖下へと細い旧道が続いている。これから降りていく小道がそれだ。散歩にはもってこい、の風雅あふれる散歩道で、私はこの道を愛用している。

 

 

 

 道端に咲く花。

 

 

 名もない川、正確には板地川がこの散歩道沿いの川の名称だ。

 

 

 道端にはお地蔵さんの石室が置かれている。昔の生目神社参拝道の名残だ。

 

 

 

 地面が暖かい所為か、朝顔が今になっても咲いている。